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アトピーと勘違いされる痒みの原因はカビ!マラセチア・カンジタ菌が原因

皆さんは、マラセチア菌というカビ菌をご存じでしょうか?ステロイド剤を使っている、もしくは脱ステしているのに、痒みを感じる場合、マラセチア菌が原因かもしれません。

当ブログでは、正しい情報をお伝えするべく、世界一受けたい授業などにも出演されていて、カビを専門に研究している矢口先生と対談してきました。

先生からのお話や資料を基に、マラセチア菌と痒みについて勉強してみましょう。

世界一受けたい授業の矢口先生紹介ページはこちら

マラセチア菌とアトピーの関係とは

それでは早速、矢口先生頂いた資料をもとに、マラセチア菌とアトピーの関係を学んでみましょう。

汗をかいたあと、痒くなったり、かいてしまって悪化したり、という経験がある方も多いですよね。その原因は、皮膚に住む常在菌であるマラセチア菌だと言われています。

頂いた広島大学皮膚学会の資料には、汗をかいてアトピーが悪化してしまう原因はカビ菌であるという研究結果が、すでに出ていました。

マラセチア菌は、皮脂を好み、皮脂を食べて育つカビ菌です。汗をかくと皮脂が分泌されるため、マラセチア菌が繁殖し、痒くなってしまうでしょう。

マラセチア菌は。アトピーではない人の身体にももちろん住んでいるのですが、アトピーの人とそうでない人の肌には違いがあるという研究があります。その一例が、体内へ侵入する異物に反応するたんぱく質であるIgE抗体が多いというものです。

このIgEは、アレルギー検査でもチェックされる項目なので、検査結果を持っている方も多いのではないでしょうか?

もし手元に検査結果があれば見て頂きたいのですが、アレルギーがない人の場合、7歳以上で170くらいの数値と言われています。ちなみに、私の場合は6860というとんでもない数値でした。

この結果を受けて、加湿機能付きの空気清浄機の使用を避けたり、皮膚科でもらえるケトコナゾールという塗り薬を使ったりして、対策を行ったんですが……。

効果はてきめんで、6860のIgE数値が1年後には2318へ激減!

まだまだ多い状態ではありますが、マラセチア菌の数値も49.6→25.3へ減らすことができました。

アトピーとカビについての関係性はずっと気になっていたのですが、根拠がないため触れずにいました。ですが、今回自分の検査結果でたしかな変化が表れたため、こうしてご紹介しています。

私自身の検査結果と、矢口先生から頂いた資料やお話。

このように、目に見える関係性が分かってきましたので、アトピーで悩んでいる方は、カビ菌による痒みを疑ってみて良いと思います。

また、資料の中にはマラセチア菌にステロイドが有効だと書かれているのですが、
「ステロイドを止めた後、再び菌が増殖……」
というケースが多数報告されています。

この時、ステロイドだけでなくケトコナゾールや飲み薬を併用していた場合、菌の繁殖率を圧倒的に抑えられたというデータも頂きました。

現在ステロイド治療のみで、
「ステロイドではなかなか改善されない」
という場合は、カビ菌の存在を疑ってみましょう。

脂漏性皮膚炎に悩まされている方もいるかと思いますが、この脂漏性皮膚炎の原因もカビ菌です。この場合も、脂漏性皮膚炎に効くケトコナゾールなどの抗菌薬を皮膚科で処方してもらいましょう。

目安としては1ヶ月くらい。

1日2回塗ってみて、肌に状態を確認してみましょう。
その結果、痒みが治まっていくようなら、マラセチア菌が原因であった可能性が高くなります。

逆に、抗菌系の薬で改善できない場合は、カビ菌が原因ではない、という判断を下せますので、まずは自分の肌で、痒みの理由をたしかめたいですね。

矢口先生がおっしゃっていたのですが、残念ながら日本の皮膚科でカビについてくわしく研究している医師は、ほとんどいないそうです。

そのため、アトピー患者が皮膚科を受診すると、カビ原因は疑われず、
「アトピーだからステロイドや保湿剤を塗りましょう」
もしくは、
「ステロイドは使わない方法でやってみましょう」
という展開にどうしてもなってしまいます。

カビの対策も行いながら、完治を目指すためにはまずアレルギー検査。

マラセチア菌やIgEの数値をチェックして、マラセチア菌、カンジダ菌といったカビ菌、IgE数値が高い場合は、カビ対策を始めてみましょう。

まとめ

ケトコナゾールを含む薬は、市販されていません。
カビ菌対策に塗り薬を使いたい場合は、皮膚科を受診するようにしましょう。

アトピーの場合、まずはアトピー対策の処方をされるケースが多いため、ステロイドであまり変化がない場合は、その旨を医師へ伝えてください。

マラセチア菌がいるかどうか調べたい場合は、
「皮膚真菌の検査をしたい」
と申し出るとスムーズです。中には真菌外来のある皮膚科もありますので、近くにある場合は受診してみましょう。

アトピー歴30年以上。小学3年アトピー悪化→中、高は改善→成人アトピー悪化→近畿中央病院入院→退院後改善して現在に至る。薬に頼らない身体の中から改善することを目指す情報をお届け致します。少しでも悩んで苦しんでる方の参考に慣ればと思います。

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