「アトピーは治らない」「アトピーは一生付き合っていくもの」そんな風に思っていませんか?
私も、以前はアトピーに悩まされていましたが、正しいやり方を継続することで、完治できました。今回は、私がアトピーを克服した方法をご紹介いたします。
覚えておきたいアトピー対策2つの基本
アトピー改善には、日々の生活を見直すことが大切です。
まずは、絶対に避けたい食べ物や生活習慣について、みてみましょう。
添加物
アトピーで悩んでいるなら、添加物が含まれている食料品はできるだけ避ける必要があります。野菜や果物も、農薬が使われていない、オーガニックのものを選びましょう。
運動
意外かもしれませんが、アトピー対策に運動は有効です。汗で痒くなるのが気になったり、痒みが気になったりで動く気力がない場合もあると思いますが、できるだけ身体を動かすようにしましょう。
私の場合は、趣味のサーフィンへ積極的に出かけています。
「海水で肌が荒れてしまうのでは?」
そう感じるかもしれませんが、海水には豊富なミネラルが含まれているため、実はアトピー改善に効果的。
日本でのサーフィンはもちろん、海外のきれいな海でサーフィンをした後は、肌がつるつるになり驚きました。
海が遠くてマリンスポーツを楽しめない、という場合は、家の中でできるストレッチや筋トレ、ヨガなどを取り入れてみましょう。
マインドセットを見直してみよう
アトピー改善には、食生活と運動が大きくかかわっていることが分かりました。
だからといって、今まで外食ばかりで運動なんて全然……という人が、急に生活を変えるのは大変ですよね。
こんな時には、マインドセットの見直しが役立ちます。
マインドセットとは、アトピーに対しての考え方や行動のこと。
ここを見直すことで、辛い思いをすることなく、ライフスタイルを変えていきましょう。
私の入院体験
以前、アトピーがひどくなり、関西にある近畿中央病院に、1ヶ月以上入院していた経験があります。この病院には、私以外にもアトピーで苦しみ、入院している方がたくさんいました。
入院中は全員、病院食に加え規則正しい生活を送ることになります。それなのに、なぜか改善が早い人、遅い人、改善できない人がいることに気付いたのです。
その理由には、これまで飲んできたアトピー薬の副作用なども関係していると思います。ですが、それだけでなく、アトピーに対しての意識の問題、マインドセットが影響を与えていると感じました。
アトピーを早期に改善で来ている人には、ある特徴があったのです。
治りが早い人は、遅い人とくらべて、どこが違っていたのでしょうか?
アトピーを改善できるマインドセット
アトピー改善は早い人に欠かせない、マインドセット。
それは“継続”です。
順調に回復していく患者さんの多くが、継続して続けている習慣を持っていました。
私自身、アトピー改善のため、添加物の少ない生活とサーフィンを取り入れていますが、”継続できる方法”でなければ意味がありません。いくら添加物が少なくても不味ければ嫌になってしまいますし、サーフィンが好きでなければ続かないでしょう。
アトピーが頬やおでこなど、目立つ位置に出てしまっている場合。
つい、焦って改善したくなりますが、アトピーは完治が難しく、長期的に改善していくものです。
この点をしっかり心得て、1週間、1ヶ月ではなく、半年、1年、数年後まで見据えて対策を行い、再発を減らしましょう。
「アトピーには温泉治療が良い」
とよく言いますが、これも家の近所に手ごろな金額で入れる温泉がなければ、継続できませんよね。年に2~3回の温泉旅行では、アトピー改善は難しいでしょう。
ダイエットと同じで、ごはん好きな人は糖質制限でストレスが溜まりますし、脂っこい食事が好きな人は、カロリー制限でストレスを抱えます。このように、自分が取り入れてもストレスが少ない、アトピー改善方法を考えてみましょう。
「添加物が少ない食事も、継続しての運動も無理」
だからといって、諦めないでください。
必ず、自分のライフスタイルに合った、アトピー改善の方法があります。
食事の見直しであれば、オーガニック食材を使っているお惣菜やレストランを選ぶ、農家直送の野菜を買う、できるだけ自然の調味料で味付けする、など、様々な方法が考えられます。
運動の場合も、先ほどもお話しした自宅での運動だけでなく、近くのスポーツジムを利用する、ウォーキング、一駅歩いたりできるだけ階段を使う、やってみたかったスポーツを始めてみるなど、できることはいくらでもありますよね。
アトピーを改善したいなら、まずは自分にできそうなことを探してみましょう。
アトピー改善に病院は必要?
日本中に、アトピー治療で知られるお医者さんがいます。
「少しでもアトピーを何とかしたい」
と、病院を転々とした経験がある方も、多いのではないでしょうか?
私も、アトピー治療で有名な先生のところへ、1日3時間くらいかけて通ったことがあります。ですが、病院内での待ち時間も長く、通院だけで1日が終わってしまう日々でした。
通っていて、目に見えて変化があればまだ良いのですが、アトピーは長期的に付き合っていくものです。仕事をしながら、通院に時間を取られる生活に疲れてしまい、途中で通うのを止めてしまいました。
通院を止め、食事と運動の見直しを始めた私ですが、時間をかけて向き合ったことで、現在は病院へ行かなくともアトピーを抑えられています。
「通院がストレスになっている……」
という場合は、一度思い切ってストップし、できる生活習慣から改善していくのも一つの手段です。
また、継続は大事ですが、続けられなかった時に自分を責めないことも大切です。うまくいかない時期があっても、
「そういう時もある!」
と前向きに切り替えて、再度できることからやってみましょう。
アトピー改善のために目標を立てよう
私がアトピーで悩まされている頃、
「アトピーが治ったらあんなことがしたい!」
という目標を立てていました。
この目標があることで、アトピー改善の食生活や運動が続けやすくなります。
ただ、漠然と、
「治ったらいいなあ」
そう考えているのではなく、治すと決めたら具体的な目標を持ちましょう。
私の場合は、顔や全身にアトピーがあったため、サーフィンという趣味がありつつも、人前で裸を見せることに抵抗がありました。そのため、夏場もウェットスーツを着用していたのですが、
「アトピーが治ったら、水着のみで海に入ってみたい」
という目標を立てたのです。
そうして、アトピー改善のための運動として、さらに水着が似合う身体になるため、筋トレを始めたのですが、目標を叶えるための行動だったこともあり、辛い気持ちを感じることなく、継続できました。
生活環境を変えれば、かならずアトピーは治ります。
実現しやすい具体的な目標を立て、頑張っていきましょう。
思い切って人に会うことも大切!
アトピー性皮膚炎がひどい場合、見た目が気になり家に引きこもりがちになりますよね。この見られたくない気持ち、よくわかるのですが、私自身はできるだけ外に出て、人と会う用事を入れるようにしていました。
その理由は、その人に会うための、努力ができるからです。
1ヶ月後に食事の約束をすれば、その日のために少しでもアトピーを改善しようと、食生活の改善や運動を頑張れます。毎月のように、予定を入れていれば、自然とアトピー改善のための生活が身につき、習慣化も可能です。
友だちや仕事先の人ではなく、好きなミュージシャンのライブやコンサートなどでも良いと思います。私の場合は、あえて接客の仕事を選び、見た目を意識していた時期もありました
。
「治したい!」
「改善したい!」
という気持ちがなかなか高められない時は、人目を気にする方法で、自分の意識を変えていきましょう。
動画で解説
まとめ
アトピー改善の近道は、ストレスなく継続できる、食生活改善や運動を探すこと。短期決戦ではなく、1年後、2年後の自分を想像しながら、具体的な目標を立てて向き合っていきたいですね。
最初は小さな一歩で構いません。
一つ一つ積み重ねながら、身体に良いライフスタイルを手に入れましょう。